樹脂メーカーE 社は自社が独自に開発した機能性樹脂をエレクトロニクス分野へ流し込みたい。しかし、エレクトロ各社はいろいろ言うものの、要するにどんなパラメータを重視すればいいのか、誘電率などの用語一つとっても材料物性とのかかわりが良く分からない。しかも、一社だけに依存して要求特性を振り回されるのも危険である。
最新技術はスピードが勝負。自社技術を明確に方向付けし、客先の要求と融合させることによって他社にできない新製品群とパテント網を先取り、短期決戦の道筋をつけたい。
<課題>
・自社技術と川下技術との関わりを明確にしたい
【最近の特許を用いた技術俯瞰図】
検索は直近二年程度の公開特許に限り、大事なのはカバレッジ範囲をできるだけ広く。富士山を上空から眺めるように、特許情報をつかって裾野に広がる関連技術と企業を俯瞰します。それには特許カード※が便利です。技術者が取捨選択する特許カードをグルーピング。模造紙に貼ってお化粧すれば、ちょっとした世界地図です。
【課題と手段のマトリックスマップ】
俯瞰したあとは、攻撃ゾーンの選択と集中です。重点エリアを選定し、深掘り調査をして関連する先行特許を調べます。特許情報は技術と不離一体。課題と手段の2軸に分ければ、マトリックスから攻撃ゾーンが《見える化》できます。特許カードの準備やパソコンデータ化などの作業は弊社で実施いたします。
<E社の声>
・川下技術の全体像が把握できた
・課題と手段から空白ゾーンが見つかり参入すべき領域が明確になった
技術開発のスピードが加速し、開発期間が短期化する中で、独創的な研究開発テーマをいかに見出すかが企業の競争力を左右するといえるでしょう。そのためには、研究開発の早い段階から自他の特許環境を探り、開発路線の方向性を探る特許調査が欠かせません。
ネオテクノロジーは「特許と技術の連係」を重視し、お客様企業の特許担当者と開発技術者の双方にご満足いただける新しいスタイルの特許調査で好評をいただいています。
弊社では、これから市場が拡大するであろう技術に注目し、その技術全体が俯瞰・把握しやすい各種特許調査レポートを出版しています。技術者のみならず知財担当者、製品開発の企画担当者にも役立つ各種レポートを、新分野参入の指針としてお試しください。
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