■ひとりの生活者として
今日のわたしたちは様々な価値観の変化に直面しています。国や専門家任せでなくひとりの生活者として自ら考えを持ち、行動することが必要です。そのためにはより良く生きていくための思想を持ち、変化に直面しても自らの方向性を見失わないことが課題となります。人がより良く生きていこうとする時に文化は生まれますが、日本人はどのような文化を持って生きているのでしょうか。
■今日の合わせ鏡
文化の実体にできるだけ近づくための試みをします。本書では、明治から大正、昭和初期の激動の時代を取り上げます。文明開化により日本には西洋化の波が押し寄せてきました。急激な変化に対して当時の人々はどのように生きたのか。身近な生活道具の発明をたどり人々の営みを探ります。新たな発見と学びの種を得ることができるはずです。
■生きる原動力は
発明から見えてくることは、発明をとりまく社会のダイナミズムと人々の息吹です。人々はどこに目をつけて工夫を凝らしたのか。また、当時の暮らしぶりや社会背景である燃料や制度、海外との関わりを垣間見ることができます。古の人々の営みは、わたしたちの生きる力を与えてくれます。各巻、発明文献を多数掲載しています。特許図面から目で見て実感することができる楽しみも満載です!
火・水シリーズ 第2巻 汲む
¥33,000価格
発明に見る日本の生活文化史