●趣旨・目的
DAC(Direct Air Capture、直接空気回収技術)は、大気から直接、二酸化炭素CO2を分離・回収する技術です。2050年カーボンニュートラル実現のために、大気中のCO2を直接回収するDACは、ネガティブエミッション技術としても注目され、回収したCO2を資源として有効利用するなど、DACは持続可能につながる可能性を秘めています。
大気中の約0.04 %という希薄なCO2を取り出すため、固体や液体への吸着・吸収、特殊な膜による分離・回収、冷却して固体(ドライアイス)化など、DACに用いられるCO2分離材料や分離技術は、世界中で研究開発が進められています。どのような材料・技術が、どのような用途・場所に適しているのか、研究だけでなく実証を交えて検証していく必要があります。
また、回収したCO2を有効活用するために他の物質等へ変換する装置など他の装置と組合せた装置、システムなども必要とされており、開発が進められています。
技術革新につながる新技術は、特許情報に表れます。ネオテクノロジーのマルチクライアント特許調査は、注目される次世代技術を特許情報から探り、技術者・新事業企画者に役立つ基礎資料を提供します。ネオテクノロジーの特許調査ノウハウを活用し、専門技術スタッフがマニュアルで査読します。調査結果は体系的に技術分類し、お客様にお使いいただきやすい特許資料を電子データとともにご提供させていただく予定です。
●調査対象技術
大気中から二酸化炭素CO2を分離回収する技術(DAC:Direct Air Capture)を対象とします。固体または液体の吸収材/吸着材を用いて分離回収する技術、膜による分離技術、その他の技術を対象としました。分離・回収する吸収材/吸着材、分離膜、プロセスや装置などを含みます。DAC装置だけでなく、構成する吸着剤やその周辺部材、空気の搬送装置・方法なども含みます。また、回収したCO2をさらに利用するための方法、装置等との組合せ技術も含みます。抽出特許情報には、全体像を把握できる技術分類を付与しました。
■技術と企業の全体像を俯瞰できるダイナミックマップ
本ダイナミックマップは、タイトルテーマ技術に関する特許情報の調査結果を、技術分類ごとに分けた技術側と出願上位10社までの企業側の2軸から閲覧することができる電子版特許調査報告書です。『技術側』では出願件数推移グラフや技術の企業シェア等を掲載し、『企業側』では出願内容を技術分類ごとに分けたレーダーチャートや発明者リスト、共同出願人リスト等を掲載しています。
特許調査、技術動向把握、事業経営企画のための特許調査資料としてご利用ください。
ダイナミックマップについてはこちらをご参照ください。
■WEB試読サービス
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DAC (Direct Air Capture)
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