電気自動車EVの最大の弱点はバッテリの充電時間です。ガソリン車の給油は数分で済みます。EVは急速充電で30~45分も待たなければなりません。充電時間の短縮はEVが避けられない重要な技術課題であり、二次電池の材料開発から高電圧直列充電やワイヤレス充電、オンオフ制御、キャパシタ利用、EV車運用や充電予約枠の設定、EVユーザ向け高精度残量表示サービス、さらには電池交換方式まで、ハード、ソフト、ユースまでの広範囲に及んでいます。本書は、2015年以後出願の最新公開(公表)特許情報251件を調べ、EV充電時間の短縮を取り巻く最新の技術観点を俯瞰しました。正攻法で一歩先を攻めるだけでなく逆転の発想で新たな攻め口を探るなど、新技術開拓のガイドとしてご利用ください。
※編集にあたって
検索母集団は約250件ありましたが、全件の査読から実際にガイドブック用に選ばれたのは約75件に過ぎません。この技術テーマは、キーワード「急速充電」だけでは不十分で、「充電、チャージ、等」と「短時間、早い充電、等」に伴う多くのノイズ情報を含むからです。特許調査の難しい技術テーマです。本ガイドブックは、ますます重要度が高まる本テーマの特許調査の下調べ資料としても有用です。
電気自動車EVの充電時間短縮
¥88,000価格
パテントガイドブック