金属-有機構造体(Metal-Organic framework)又は多孔性配位高分子(porous coordination polymer, PCP)と呼ばれる機能材料 は、1960年代後半に見出されたもので、金属イオンと有機物の配位結合を利用して多孔性構造が形成される多孔質物質です。ジャングルジムを想像すると、ジョイントが金属、棒が有機物になります。中の空間はナノメートル(10億分の1メートル)サイズでありながら、MOF 1 gでサッカーコート1面分ほどの表面積があるとされております。
材料の種類、骨格の大きさなどの組み合わせによって性質を変えられるのが魅力で、ガスの吸着・分離、触媒、ガスの分析による診断デバイスや検査薬、宇宙ステーションでの環境保全など、多岐にわたる応用が提案されております。
本書では、発明の特徴が金属-有機構造体、或いは多孔性配位高分子が請求項に記載されている特許情報を調査の対象とし、応用分野及び技術内容を解析的に調査致しました。注目テーマに関する技術と企業の動向把握にご利用ください。
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金属有機構造体MOF(JP)
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