自己修復ポリマー材料は、軽量・安価・易加工性などの利点から、近年、多様な領域でその需要が高まっており、ポリマーの自己修復技術は、環境低負荷型社会の実現に向けて、廃棄物の削減や材料の信頼性向上などの観点での多大な寄与が考えられます。
「自己修復ポリマーの全体俯瞰」では、自己修復機能を発現する素材の観点から、ウレタン樹脂やアクリル樹脂などの自己修復ポリマーの一次構造およびその組合せに特徴がある情報、自己修復ポリマーの架橋構造・相分離・相転位などの物理作用を利用する情報を取り上げました。また、修復材料を内包するマイクロカプセルを含む複合材料の情報を取り上げ、さらに自己修復ポリマーの用途として、表面の傷を修復するための自己修復機能と共に耐久性・抗菌性・防汚性などを兼ね備えた自己修復フィルムに関する特許情報、ロボットのアクチュエーターや医療・電子・光学デバイスへの応用に関する情報を取り上げました。
本書では、自己修復ポリマー技術について、最近の取り組みを厳選した特許情報の具体例から全体を俯瞰して知ることができます。
一歩先の発明導出のガイドとして、または研究開発のベンチマーク資料として本書をご利用ください。
自己修復ポリマーの全体俯瞰
¥88,000価格
パテントガイドブック