本書では、自動車の自動運転と触覚センシングに着目し、2014年以後に出願された最近の特許情報をしらべ、運転支援を含む自動運転と触覚(ハプティック)技術の接点を探ります。触覚センシングは乗員と自動車のインタフェイスです。運転者はタッチスイッチに触れて自動車に意志を伝えます。自動車はハンドルを振動し乗員に危険を知らせます。乗員の操作と自動車の刺激を組合せたハプティック効果を使えば双方向の情報伝達も可能です。この観点をさらに拡げれば「人と機械のインタフェイス」という最先端技術と特許のつながりが見えるということもできそうです。自動車の自動運転技術はAIや情報通信と相まって大きな社会変革を起こしつつあります。そして自動運転のすぐ後をねらって生活の場に入り込む対話型ロボットも出番を待っているようです。
本書は「自動運転と触覚センシング」と表題にうたっていますが、最新の技術と特許をつなぐパテントガイドブックとして、次世代の技術革新を読み解くベンチマーク情報としてご利用いただけます
自動運転と触覚センシング
¥88,000価格
パテントガイドブック