top of page
磁気光学効果の用途展開

本書の特長

本書では、2015年以降に公開された磁気光学効果を用いた光デバイスに関連する最新の特許情報を調査対象として、磁気センサ(光ポンピング式磁場計測、光磁気プロービング技術)、磁気光学効果材料、光回路素子、光電流センサ、空間光変調器の各用途別に最先端技術を抽出致しました。
光ポンピング式磁場計測装置は、心臓からの磁場や脳からの磁場などの生体から発生するピコテスラ(pT)級の微小な磁場を、従来のSQUID(超伝導量子干渉素子)と異なり、常温で測定できる心磁計または脳磁計として期待されています。また、光磁気プロービングは漏れ磁界分布をイメージングすることにより、半導体などの検査装置として使用されます。これらの磁気センサや、光通信を支える光アイソレータや光サーキュレータなどの光回路素子は、ファラデー回転素子やカー効果素子などの磁気光学効果材料の継続的な開発により、飛躍的に進歩しています。さらに、電力ケーブルや電気機器の電流監視用として大電流を非接触で高精度に測定を行える光電流センサ、ディスプレイの1μm以下の画素ピッチの微細化と高速処理が期待される空間光変調器を取り上げました。
この特許俯瞰資料は、磁気光学効果を用いた光デバイスの研究開発や、磁気光学効果素子を使用した応用製品を開発されている多くの技術者の方々に、有効にご活用いただけると期待致しております。

磁気光学効果の用途展開

¥88,000価格
  • パテントガイドブック

bottom of page