水分子を振動させてその摩擦熱により加熱するマイクロ波加熱は、各種の工業分野で確立しており、特に食品工業は、マイクロ波加熱の特性(内部加熱。運転の瞬時オンオフなど)を活かして、最も期待されている領域です。 電子レンジの普及には、装置の低価格化において日本の技術が大きく寄与し、加熱ムラの防止、マイクロ波加熱に適した容器の工夫、冷凍食品の解凍、電子レンジ発熱体の利用など、多くの発明工夫が行われてます。 さらに、マイクロ波加熱を活用した今までにない食感・風味を追求した新規な食品開発も進んでいます。 本書では最近公開された食品のマイクロ波利用に関する特許情報98件抽出し、発明の観点(アングル)から7つに分類してます。
食品のマイクロ波利用技術
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パテントガイドブック