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自己修復性ポリマーの全体俯瞰 Part3

「自己修復性ポリマー」とは、何らかの外的要因で当該ポリマー材料に傷、割れ、(場合により凹み)などが生じた際に、当該材料自体の有する機能、特性により(但し、熱、光などの物理的刺激を補助的に使用することは排除しない)、上記傷などを自動的に修復、軽減するポリマーをいいます。

ポリマー材料による環境問題を解決する一つの方法として、ポリマー材料の製品寿命を長くする、再使用を可能にする、解体を容易にすることなどが挙げられます。自己修復性ポリマーを使用することにより、解決することができます。また、部材の劣化に伴う事故の発生を予防する、部材の交換頻度を低減することにより、作業頻度の低減、交換部材の購入に伴うコストも低減されます。

最近の自己修復性ポリマーの開発について、自己修復性の発現機構の観点を中心に調査しました。

 

■調査対象技術

本パテントガイドブックでは、有機ポリマーを含む、自己修復性材料(未硬化の前駆体を含む)を調査対象としました。修復対象が当該ポリマー材料ではなく、該材料と接する他の材料の劣化を修復、防止する(例えば、ポリマー被覆鋼板において、ポリマー材料が鋼板の錆を除去、防止する)場合は原則として対象外としました(参考技術としては採用)。自己修復性ポリマーの対象は硬化/架橋された材料が多く、対象としては硬化材料及び未硬化の硬化性組成物を中心に、硬化物を含む積層体、デバイスなども含みます。明らかなノイズ情報は対象外としています。単なる拡張記載の特許情報はノイズ情報です。

 

 

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■WEB試読サービス

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自己修復性ポリマーの全体俯瞰 Part3

¥88,000価格
  • パテントガイドブック

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