これからの医療は、診断・治療に限らず、予防・健康管理や予後・介護を含めたヘルスケアにパラダイムシフトしています。シミュレーションによって自身では自覚できない生体情報の「見える化」を行うことで、疾病・傷害の予防や生活の質の向上が期待できます。
■本書について
本パテントガイドブックでは、生体情報を利用する最新のシミュレーション技術に関する特許情報を調査しました。疲労などの身体感覚、感情などの心理状態とシミュレーションに特徴がある特許情報、高齢者やスポーツ選手などの認知機能の推定に特徴がある特許情報、心肺機能や歩行などの健康状態の推定のほか、運転者の異常の予測・推定や、感染対策などに特徴がある特許情報を取り上げました。対象として美容やトレーニングも含みます。ただし、医用画像、手術、投薬など診断・治療に関係する特許情報は対象外としています。
【調査対象特許】
最近2021年1月1日から2022年9月末までに発行された特許情報261件から、技術者の目で全体像を把握するのに役立つ特許情報を58件を抽出しました。
■最新の特許情報を俯瞰するパテントガイドブック
技術テーマのプランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、特定の技術テーマにフォーカスし、俯瞰しやすいレベルにまとめたのが本シリーズ「パテントガイドブック」です。
技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約100件の情報を厳選した本シリーズは、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。パテントガイドブックについてはこちらをご参照ください。
■WEB試読サービス
詳細についてお知りになりたい方は、WEB試読サービスをご利用ください。
生体シミュレーション
パテントガイドブック