患者の遺伝子情報を利用して、一人ひとりに適した疾患の診断、治療、予防が可能となる「ゲノム医療」の実現に向けた取り組みが進められています。こうした医療イノベーションが実現する背景には、次世代シーケンシング(NGS:Next Generation Sequencing)技術の発展があります。数千から数百万ものDNA分子を同時並列的に解析するNGS技術は、個別化医療への応用、がんおよび遺伝性疾患の診断に変革をもたらしています。ゲノム医療で集めたデータを活用すれば、最適な創薬開発の促進にもつながります。
本書はNGS技術の最新動向、主要な出願人を俯瞰する資料としてもご利用いただきます。
ゲノム医療の革新領域で、NGSを活用した新規テーマの探索や事業化検討に是非お役立て下さい。
≪調査対象技術≫
下記2つの観点から特許情報を抽出しています。
●NGSの基本技術
●NGSを中核技術とする診断の周辺技術
抽出した特許情報は更に「疾患領域」、「技術観点(NGSの基本技術)(NGS技術に関する周辺診断技術)(NGS技術に供する遺伝子数)」、「課題観点」の5つの観点による技術分類を行いました。
≪調査対象特許情報≫
本書では、最近10年間の国内公開特許情報約1,000件を調査しました。ヒトのゲノム情報に対して、A(遺伝子)、B(解析)、C(大規模並列)の3つの概念が重なった領域に関する特許情報を、専門技術スタッフが調査し、NGS技術に該当する特許情報を抽出しました。
次世代シーケンサーと遺伝子疾患診断 -ゲノム医療を目ざして-
¥220,000価格
特許調査レポート