■調査対象とした技術
本ダイナミックマップでは太陽電池パネル（モジュール）を建築物などに設置し、据付施工する設置施工技術（以下、本件技術）を積極的な調査対象技術としました。一般的な家屋や建築物への太陽電池パネルの設置、屋根や壁面への太陽電池パネルの据付施工を対象にしており、いわゆる施工技術には、接続ボックスへの電気配線やパネル接続技術も含めました。
消極的な調査対象技術には風力や燃料電池を含めた省エネシステム、あるいは、特殊な用途に限った据付や固定技術なども取り上げました。また、太陽電池パネルのフレーム（枠）構造のように、設置施工に特設は関係しなくても、将来の設置施工を検討する上で参考になる特許情報は取り上げました。なお、明細書の記載で太陽電池の設置施工技術に言及している技術は、本資料の特徴である太陽電池の設置施工技術へのフォーカスを損ねない範囲に限り、消極的な範囲に含めました。
しかし、太陽電池の関連技術であってもセル本体のデバイス構造や製造技術など、太陽電池の設置施工技術とは積極的（必然的）な係わりがない特許情報は調査対象に加えませんでした。