現在、世界的最重要課題の一つが地球環境の温暖化防止であり、対策として急がれているのが二酸化炭素の排出量削減です。当面の目標として排出量が樹木等の吸収とバランスする「カーボンニュートラル」が掲げられています。
二酸化炭素の大気中への排出そのものを抑制する方法、あるいは、他の化合物等の原料として利用するためには、排出された二酸化炭素を分離・精製することが必要となります。ここでは、排出された二酸化炭素を含む排ガス等から二酸化炭素を分離する種々の方法の中で、最も簡便に使用できるとされる分離膜(選択透過膜)を取り上げました。
■調査対象技術燃焼ガス等の二酸化炭素を含む排ガスから二酸化炭素を分離(精製)する膜を対象としました。分離後に貯留したり、反応に使用したりする目的や、単に混合ガスから二酸化炭素を除去する目的のものも含みます。
二酸化炭素を完全に分離できる膜ばかりでなく、濃縮できるとされる膜も含みます。また、多孔質支持体上に特定材料を設けたもので完全な膜と言えない場合や、中空糸も含みます。ま分離後に貯留したり、反応に使用したりの目的は問いません。単に混合ガスから二酸化炭素を除去する目的でも対象としました。また、装置や方法の発明であっても、膜に特徴があれば含めています。
■調査対象特許情報
最近5年間に発行された国内公開・公表・再公表特許を対象とします。
■技術と企業の全体像を俯瞰できるダイナミックマップ
本商品はダイナミックマップ形式の電子版の特許技術動向調査レポートです。技術分類と主要企業から、特許情報を閲覧していただくことができます。ダイナミックマップについてはこちらをご参照ください。
■WEB試読サービス
詳細についてお知りになりたい方は、WEB試読サービスをご利用ください。
二酸化炭素CO2分離膜(JP)
ダイナミックマップ