マイクロ波はクリーンで制御しやすいエネルギー源として、広範な用途が期待されています。
本書では、家庭用調理器具(電子レンジ)や、従来の工業計測、マイクロ波処理加工などとは異なる最近の用途展開の具体例を取り上げました。
マイクロ波が物質と相互作用すると、昇温や発熱だけではなく、化学反応を著しく促進することが知られています。
生活に密着した用途としては、パスタや製麺の食感改善、チョコレートの糖骨格形成、布地の黄ばみ落とし、殺菌などが行われています。
また、マイクロ波はX線と異なり、生体のDNAへの影響は報告されておらず、かつMRI装置よりも小型・低コストでできるため、心肺バイタルサインの聴診器、マンモグラフィ、生体情報モニターなどの健康医療分野のほか、排気ガス浄化、バイオ燃料、製品検査などへの分野にもマイクロ波応用技術の利用が進んでいます。
マイクロ波は、かくも広い用途に広がりつつあるという俯瞰資料として、本書をご利用ください。また、CD-ROMには全文明細書PDFリンク付き掲載特許一覧表(Excel)を収録しています。
マイクロ波用途展開の全体俯瞰
¥88,000価格
パテントガイドブック