■本書の特徴
固体酸化物形燃料電池は、発電効率が高く、かつ廃熱による温水を有効利用できることから、家庭用や業務用の燃料電池として普及が進んでいます。
一方、運転温度が700℃以上と高いため、使用される各種材料の耐久性を向上することが課題となっています。
そのため、比較的低い温度でも高出力電圧を維持できる電極触媒材料や、電極接合体のクラックや剥離の抑制のための材料や焼成プロセスなどの技術開発が精力的に進められています。
更に、固体酸化物形燃料電池では、都市ガスなどの原料ガスを水素やメタンなどの燃料ガスへ改質するための改質触媒や排ガス処理のための触媒も使用されます。
■収録特許情報
2018年9月1日~2020年8月31日までに発行された国内公開・公表特許情報139件から、技術者の目で全体像を把握するのに役立つ特許情報を92件選び、7つの観点(アングル)に整理しました。
■最新の特許情報を俯瞰するパテントガイドブック
技術テーマのプランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、特定の技術テーマにフォーカスし、俯瞰しやすいレベルにまとめたのが本シリーズ「パテントガイドブック」です。
技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約100件の情報を厳選した本シリーズは、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。パテントガイドブックについてはこちらをご参照ください。
■WEB試読サービス
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固体酸化物形燃料電池に用いられる触媒の全体俯瞰
¥88,000価格
パテントガイドブック