SOCは二次電池の充電状態に関する指標です。現在はリチウムイオン電池が二次電池として主流となっていますが、同じ体積で電池容量を大きくできる全固体電池も実用化が目前となっています。しかし、例えば石油に代表されるような液体燃料と違って、バッテリーは蓄えられている電気が目には見えないため、残量の把握が困難な指標の一つとなっています。このため、バッテリーの残量を取得することは、製品の使い勝手を向上させる技術として重要であり、今後その重要性は増してくると思われます。
本書では二次電池のSOCを推定するために必要となる計測フローや、取得すべきパラメータなど、SOC推定技術について調査しました。
■調査対象技術
本書では、SOCを推定するために、どのようなパラメータ(例えば電流、電圧、電池使用時間など)を取得すればよいか、また、計測のフローや演算方法など、SOCの推定に関連する記載のある特許情報を調査対象としました。 ただし、バッテリーの使い方(効率よく使う制御方法など)や、バッテリーの充電方法などは対象とはしていません(明らかなノイズ情報は対象外としています。また単なる拡張記載の特許情報はノイズ情報としています)。
■技術と企業の全体像を俯瞰できるダイナミックマップ
本ダイナミックマップは、タイトルテーマ技術に関する特許情報の調査結果を、技術分類ごとに分けた技術側と出願上位10社までの企業側の2軸から閲覧することができる電子版特許調査報告書です。『技術側』では出願件数推移グラフや技術の企業シェア等を掲載し、『企業側』では出願内容を技術分類ごとに分けたレーダーチャートや発明者リスト、共同出願人リスト等を掲載しています。
特許調査、技術動向把握、事業経営企画のための特許調査資料としてご利用ください。
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■WEB試読サービス
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バッテリマネジメントとSOC推定
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