セミナー概要
大規模なデータセンターやスーパーコンピューターではCPUやメモリーによる発熱がシステム運用上大変重要な問題であり、従来からその冷却方法に色々な工夫が凝らされてきました。従来からの空冷方式は、騒音の問題やエネルギー効率の低さなどにより、徐々にコールドプレートによる液冷に切り替わってきています。
そこで近年、新たに登場してきたのが液侵冷却(Immersion Cooling)です。
本セミナーは、最近話題になっている「液浸冷却技術」にターゲットを絞り、特許を知財戦略に利用する特許情報に基づいて、その液浸冷却技術に関する最近の注目すべき特許出願の具体例と技術動向を俯瞰します。
最先端の研究開発は特許情報に表れます。
液侵冷却技術は、データセンターやスーパーコンピュータだけでなく、その他の製品分野の冷却にも使われ始めようとしています。最新の特許情報から液浸冷却技術をキャッチし、攻めの研究開発を行うことが重要です。独自の研究開発を推進したいと考えているR&D、事業企画、知財部門の皆さまにお役立ていただけるものと存じます。ぜひご参加ください。
セミナー内容
ポイント① 最新の特許情報から見た 液浸冷却に関する注目発明と技術
システムを構成する機構要素として最も重要な液侵槽に関する技術、その内部に充填される冷媒量を制御する技術、液侵システムの効率的な運用を行うための技術、そしてシステム全体としての冷却効率を改善するための技術など、専門技術スタッフが読み解いた注目発明を取り上げ、具体例を示して解説します。
ポイント② 新規ビジネスのための、特許情報活用の考え方
事業化のためには、市場や用途でどのように技術が使われるかをキャッチし、攻めの研究開発を行うことが重要です。つまり、市場ニーズに求められる機能、その機能を実現するための技術を開発する、技術マーケティング思考が重要になります。
こんな方におススメ
・事業部門、研究開発部門の責任者・マネージャーの方
・新規事業創造、研究開発を推進する役割の方
・特許情報をもっと活用したいと考えている知財部門の方
登壇者
橋本小百合(株式会社ネオテクロジー コーディネータ)
特許情報を活用した創造活動支援ACTASコーディネータ。“技術と特許をつなぐ”特許情報活用の具体例をご紹介します。
柴田博一 株式会社ザズーデザイン(株式会社ネオテクロジー 技術アドバイザ)
電気・電子機器に関する放熱技術の研究開発に長年従事。これまでの経験から幅広い分野にまたがる放熱技術の注目発明を抽出し、分かりやすく解説します。
セミナー概要
日 時:2023年02月08日(水)11:00~12:00
2023年02月10日(金)11:00~12:00
※2回とも同じ内容です。ご都合の良い日時をお選びください。
形 態:オンライン視聴(ZOOM) 受講料無料
セミナーお申込み
下記よりお申し込みください。お申込み後、セミナー前日までに視聴用URL発行のメールをお送りします。もしメールが届かない場合は「toiawase@neotechnolgy.co.jp」にご連絡くださいますようお願いします。
Comments